進出サポート事例①

会社設立・進出サポート事例 ①
R社(衣料品メーカー)様

「ベトナムにおいて提携工場で製造してもらっている商品の品質管理と取引の管理を始めたいが、色々と相談できますか」と言うメールを頂戴したことからご縁が始まりました。
すでに10年のお付き合いがございます。

この時に香港、中国に進出されており、中国で商品を生産されていた同社の経営者様は、中国リスクを考え次の製造拠点としてのベトナムと市場としてのベトナムを本格的に検討されていましたが、「誰に何を相談すれば良いのか分からない」という状況でした。  

ベトナム進出に際して、その経営者が非常に気にされているポイントは3つ。

外資企業が製造管理する場合どのような方針をとったら良いか(ライセンス&事業スキームの問題)、香港、中国と同レベル程度の人材をベトナムで調達可能か(人材&技術の問題)、将来展開予定の商品がホーチミンで受け入れられるか(将来のマーケットの問題)です。  

まず、ライセンスの問題に関しては、初回のベトナム人弁護士同席での打ち合わせ時に、特に問題なくライセンス取得が出来ることをすぐ判断できましたのでお伝えさせて頂きました。ライセンス取得の可否、そして、想定される期間や事業スキームなどをスピーディーにお応えできたのは、非常に頼もしく感じて頂けたようです。

人材の問題は、人材会社様を通じて調査を実施し、ベトナム人人材は、香港事務所と会計や管理表などのやり取りは可能と判断されクリアになりました。

最後のマーケットの問題に関しては、今後進出を予定されて利う日系ショッピングセンターなどの情報を弊社からも提供させて頂きましたが、やはり、当事者が実際に足を使ってホーチミン市を見て・知り・感じ取った感覚が一番大事になります。

ホーチミン視察をアテンドしながらサポートさせて頂きましたが、このマーケットの問題は特に問題なくGoサインを出されました。

これら3つの問題点の対策が明確になった時点で、ホーチミン市進出を決定され、オフィス開業までの全業務に弊社を窓口にしてご依頼いただきました。

オフィス選定、法人手続き、内装工事、必要な書類の翻訳業務、会計会社選定、業務開始時に必要な契約書の準備、人材採用などのセットアップは、初回の打ち合わせを含めた5回の出張で完了し、現在ホーチミン市で事業を展開されております。